試合はXリーグ東日本春季交流戦、対戦相手はIBM BigBlue。
日本代表に選手やコーチ陣を大勢送り出しているからといって、負けるわけにはいかない、そして、若手や新人選手にとっては、絶好のアピールの場でもあり、ヤングオービックシーガルズは、この日に焦点を合せて春から準備してきた。
試合は、先行したものの、前半はミスから相手に得点を許し、オービック 10−IBM 21とリードを許す展開。
後半になって、守備陣が徐々に対応し、相手のパス攻撃を得点に結びつけず、チャンスをオフェンスにまわす。オフェンスは、日本代表から帰ってきたQB龍村が新人WR萩山にタッチダウンパスを通すなどで追い上げ、決勝のタッチダウンは、この日終始ボールを持ったRB古川が決めた。
最終スコアは、オービック 24−IBM 21。
試合後のハドルでは、ベテラン選手DBの金子選手が
「2005年度のスタートも、ようやく逆転勝ちして始まった。
あのときは、1試合1試合、きちんと反省し、次の試合で成長
できるようみんなで頑張った。今年も同じ。頑張ろう!」と檄。
ヤングオービックシーガルズに新しい風が吹き始めている。
▼試合に先立って行なわれたデイビッド・スタント氏(現IBMヘッドコーチ、元オービックシーガルズヘッドコーチ)への記念ジャージの贈呈(#52前主将 庄子選手より)。スタント氏は、この春シーズン限りで母国アメリカ・ハワイに戻り、高校のアメフト部のヘッドコーチに就任することが決まった。

▼この日、先発した新人QB#9村上(同志社大出身)

▼ラン攻撃の中心となったRB#23古川(立命館大出身)。決勝タッチダウンももぎとった。


▼新人ながら確実なパスキャッチでチームを勝利に導いたWR#85萩山

▼ディフェンスの大黒柱ケビン・ジャクソン。左端。

一方で、20日(日)は、日本代表強化試合が川崎球場で行われ、在日米軍選抜と対戦。順調な仕上がりを見せている。日本代表チームは、今週末から第一次強化合宿に入る。
次の強化試合は、6月3日(日)横浜スタジアムで関東学生選抜と対戦する。
日本代表、そしてヤングオービックシーガルズと2つに分かれて闘う春。
それぞれに見逃せない。
■オービックシーガルズ 今後の試合予定は…
次回の試合は、6月3日(日)立命館大学パンサーズとの交流戦。
(12:30キックオフ・場所はオービック新習志野グラウンド)
そして、春期交流戦第二戦は、6月9日(土)明治安田パイレーツ戦。
(18時30分キックオフ・場所は川崎球場)
(事務局)